仔犬を家族として迎えた時

犬の社会化期

犬には生まれて3週齢から12週齢の間に社会化期という時期があります。

犬同士や私達人、これから沢山の出来事を受け入れられる時期といえるでしょう。

社会化とは母親や兄弟から噛みつきの抑制や社会的関わり合いを教えてもらったりします。

この時期の仔犬は恐怖心を感じる脳が未発達も状態で、好奇心が強く何にでも興味を持ちます。
このことから、仔犬を迎え入れたら、週齢によって怖い思いをさせないように、家族以外の人や犬、車に乗せたり、工事の大きな音、人が沢山居る場所etc

将来経験すると思われることに慣れさせる必要があります。

社会化が出来ると私達と生活して行く上で困る行動(怖がり、恐怖心から出る攻撃性、無駄吠え)が減ります。

社会化期が過ぎると

社会化が過ぎると、生後5か月ぐらいから今まで未発達な恐怖心を感じる脳が発達してきて好奇心よりも警戒心が強くなってきます。

そして社会化期に経験してない物、音、触られること、ets、恐怖心から問題の多い犬になってしまう可能性が大きくなってしまいます。
問題行動が出始めてから治すよりも仔犬の頃から社会化をさせて予防するほうがはるかに楽しい生活が送ることができます。

しかし、成犬でもあきらめないでください。
少しづつ、改善していきましょう。

子犬の社会化レッスンの例

社会化リスト(参考)

・体をさわる:頭、耳、口、首、手足、指の間、爪、お腹、ブラッシング
・遊び道具:転がる物、音が鳴る物,ふさふさした物
・人:大人、子供、メガネをかけた人、ひげを生やしている人、帽子をかぶった人、マスクをした人、制服(宅配や工事の人、学生)、ヘルメット
・経験:交通量の多い場所、人の多い場所、砂の上、砂利の上、滑る場所
・音:チャイム、オートバイ、車、電車、花火、飛行機、雷

私達人間には当たり前のことで気が付かないこともあります。

怖い思いをさせないように沢山の経験をして、色々な人や犬と仲良く、楽しく過ごしましょう。

犬のしつけ相談 犬のしつけ教室にて